資料保存用の保護紙を使って収納ボックスを作ります。

ケースの製造に使用される保護紙は、中性から弱アルカリ性の素材です。

図書館や美術館などで貴重な資料を保管するために使用されています。

ケース自体や空気中の酸性物質が保管品に与える影響を低減することで、酸性化による劣化を遅らせる効果が期待できます。

 


 既製品はありませんので、お客様のご要望をお聞きして作製いたします。

資料を保存するために製造された保護紙を使用して、オーダーメイドの保管ケースを手作業で作製いたします。

 

基本素材と形式(画像をクリックすると拡大します)

 

アーカイバルボード

 

  

資料を保管するために開発された段ボール式の保護紙です。

種類は厚さで分けられ、W、E、Sの3つの種類があります。

 

それぞれの特性を生かして製品を作製いたします。

 


かぶせ蓋式収納箱


C 型/かぶせ蓋式収納箱(アーカイバルボードS使用)


NK 型

かぶせ蓋式式収納箱(アーカイバルボードS /アーカイバルボードE使用)

 

巻物、巻紙、掛軸などのケース。

箱内面の折り返しをなくした仕様です。

 


NK-L 型 

NK型を2重構造にした収納箱です。

NK型以上の強度が必要な場合や、組み合わせることで長尺にも対応できます。

 


AW 型 かぶせ蓋式収納ボックス(アーカイバルボードW使用)

通常のアーカバルボード製品よりも厚くて丈夫です。


AW-L 型 AWタイプの2重構造の収納ボックス。

(アーカイブボードW、その他のアーカイブボードを使用)

 

箱の強度が増し、つなぎ合わせて長い箱にすることができます。

大きな素材やその他の収納用ケース。



 その他の特注製品の作製。

お客様のニーズに合ったケースを製作いたします。

 

(画像)特注品(製作例) 屏風ケース


 

AF ハードボード

 

 

 

資料をを保存するために開発されたボード式保護紙です。

厚みには3種類あります。(0.9mm / 0.63mm / 0.45mm) 

 

それぞれの特性を生かして製品を作製いたします。


Book ケース

"BOOK ケースⅠ型"   中タトウ付き

外・中ケースはアーカイバルボードEを使用しています。

オプションで刻印をいたします。

*別途見積もり加算いたします。


"BOOK ケース 2型"   中タトウ付き

中タトウはAFハードボードを使用。

外ケースはアーカイバルボードEを使用しています。


「BOOKケース3型」 タトウ付き

AFハードボードでタトウ、外ケース共作製しています。


「BOOKケース4型」 四方タトウ付き

AFハードボードで四方タトウ、外ケース共作製しています。


「一紙文書保存ケース/AS型」

アーカイバルボードで作製した一紙物の保存ケースです。

 

作品台付きのタトウを作り角筒状の外ケースに中タトウを差し込みます。


「一紙文書保存ケース/SS型」

AFハードボードで作製した一紙物の保存ケースです。

 

ピュアマット作品台付きのAFハードボードタトウを作り

角筒状の外ケース(AFハードボード使用)に中タトウを差し込みます


巻文書保存ケース/L型

AFハードボードで作製したサイズの小さな書簡等、

巻資料保存用ケースです。

 

かぶせ蓋式の箱を角筒状のケースに差し込む形式です。




酸性劣化からの保護機能を高めた額

 

資料保存用の保護資材を使用して額を作製いたします。  


 

まず作品や資料を額内部に収めるバックボードケースを

アーカイバルボードで作製します。

側面までカバーする形式です。    

次に作品や資料をのせるマウントボードや、直接アクリルに触れないようにするマット紙等、作品や資料に合わせて保護資材を選んで作製した物をケース内に収納します。


 

作品を収納するケースが出来たら額にセットします。 

 

アクリルはUVカットのアクリルを使用して作品の変色や

劣化を大幅に軽減します。

 

枠はアルミ枠を使用いたします。

 

木製枠は板材の時に防虫剤等の薬品処理をされている場合

があります。 

木製枠自体から酸性物質や腐食性ガスを発生する危険が

あるためです。  

  

画像は撮影のためアクリルを

入れずに撮影しています。

(UVカットアクリルはその特性で

微妙に黄色がかって見えることがあります)

フレームはイメージ画像で実際とは異なる場合があります。


 

ケースの裏面がそのまま額のバックボードになります。

 

フレームはイメージ画像で実際とは異なる場合があります



アルミ枠セット用のバックボードケースは、

上蓋等を別途作製し保存ケースとしての作製も可能です。  上蓋を覗いてそのまま展示や閲覧することもできます。

 

またケースの外寸を同一寸法で、複数の作品や資料に合わせて、個々に作製すれば一つのアルミ枠で入れ替えて額として展示もできます。

こちらの商品の価格につきましてはお問い合わせください。